馬渡埴輪製作遺跡と原の寺瓦窯跡は、勝田第三中学校の生徒が埴輪や瓦をみつけたことがきっかけで、その存在が判明した遺跡です。

勝田三中学区には、現在、53の遺跡がみつかっています。この中には、古墳に立てる埴輪を製作した馬渡埴輪製作遺跡や、古代の瓦を製作した原の寺瓦窯跡、鉄を生産した後谷津遺跡、中世の塩づくりをした長砂渚遺跡があります。
また、中世の城跡の多良崎城跡やお経を納めた大沼経塚もあり、他の学区にはない遺跡が存在する地域です。
遺跡の発掘調査は、2020年までに64回実施しています。1965年から21回調査を行った馬渡埴輪製作遺跡では、窯跡20基、住居跡2基、工房跡12基、粘土を採掘した跡25ヶ所以上を確認しました。当遺跡は1969年に国の史跡に指定されました。
1976年から4回調査を行った原の寺瓦窯跡では、古代の窯跡2基、工房跡5基等がみつかっています。

2020年までに発掘調査した住居跡の数 13基

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勝田第三中学区遺跡マップ
原の寺窯跡
長砂渚遺跡
馬渡埴輪製作遺跡 馬形埴輪
向野遺跡群
向野A遺跡 土偶
大沼経塚群 金銅製の経筒

2020年までに発掘調査した遺跡(地図上の印)

前渡小地区:原山遺跡,奥山瓦窯跡,長砂久保遺跡,原の寺瓦窯跡,大沼経塚,長砂渚遺跡,長砂西原遺跡,馬渡西板宮遺跡,馬渡埴輪製作遺跡,向野遺跡群(馬渡遺跡,向野A遺跡,向野B遺跡,向野C遺跡,向野D遺跡,向野E遺跡,西谷津遺跡,西谷津北遺跡),後谷津遺跡,馬渡中宿西遺跡,本郷東遺跡,本郷西遺跡,足崎西原遺跡,足崎天神山遺跡,西並木下遺跡