縄文時代の小川貝塚や大田房貝塚、弥生時代の半分山遺跡、古墳時代の寺前古墳やぼんぼり山古墳、古代の船窪遺跡といった各時代の遺跡が存在

那珂湊中学区には、現在、77の遺跡がみつかっています。今回紹介する那珂川河口の地域の那珂湊第一小・第二小学区には、42の遺跡があります。遺跡の発掘調査は、市内でもっとも古い1930年代から行われており、2018年までに34回実施されています。
1936年~1939年にかけて調査が実施された小川貝塚では、縄文時代の早・前期の土器や石器、動物の骨等を材料としてつくられた骨角器が出土しています。大規模な調査として、那珂湊中学校の東側に位置する船窪遺跡群があります。
1997年~2001年の5年間の調査で、弥生時代から平安時代にかけての住居跡が155基確認されています。

2018年までに発掘調査した住居跡の数 184基

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那珂湊中学区①遺跡マップ
ぼんぼり山古墳
半分山遺跡 子持勾玉
船窪遺跡群
柳沢遺跡 釣針・骨角器・注口土器
寺前古墳
北山ノ上遺跡 十王台式土器

2018年までに発掘調査した遺跡(地図上の印)

一小地区:御所内Ⅱ遺跡,前方遺跡,道理山遺跡,道理山貝塚,柳沢十二所遺跡,大田房貝塚,小川貝塚,辰ノ口貝塚,御船蔵貝塚,八幡ノ上遺跡
二小地区:船窪遺跡,ぼんぼり山古墳,狢谷津遺跡,半分山遺跡,富士ノ上Ⅰ遺跡,富士ノ上Ⅱ遺跡,富士ノ上貝塚,東塚原遺跡,東塚原古墳群,浅井内遺跡