「ふるさと考古学」講座は,小・中学生を対象とした考古学の体験型の講座です。壁画古墳で有名な国指定史跡の虎塚古墳を学習の中心として,考古学に関連する各分野の専門家の指導のもとに体験し,学ぶことの楽しさを知る講座となっています。ご応募お待ちしております。
文化財普及事業
小中学生体験講座「ふるさと考古学 ―遺跡と人のワークショップ― パート19」
■ひたちなか市埋蔵文化財調査センター,講座室 ほか
〒312-0011 ひたちなか市中根3499
■TEL:029-276-8311
■開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
■休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
■令和7年7月19日(土)~ 令和8年1月11日(日) 全12回
■対象:小学4年生~中学3年生 定員:25名
■受講料:無料 ※講座により教材費が必要になる場合があります。
■安芸 早穂子【あき さほこ・歴史復元画家】⑧
日本各地の遺跡の復元画を描く安芸早穂子さん。その絵は海外でも紹介されている。福島県南相馬市の浦尻貝塚では、貝塚の整備に参加されていて、市民やアーティストとともに貝塚を楽しむイベントも開催。アートと考古学の組み合わせ、実はとっても大切だと思うんだ。
■鈴木 康二【すずき こうじ・南山大学人類学博物館・特定非営利活動法人ちゃいれじ】⑪
鈴木康二さんは、学芸員&保育士&考古学者。虎塚古墳は保育園の園児たちが毎日のように遊びに来ている。遺跡は幼い頃から、小、中、高校生、大人み〜んなが楽しめる場所であってほしい。どうすればいいかなぁ?鈴木さんといっしょに考えてみよう。
■小幡 和男【おばた かずお・茨城県霞ケ浦環境科学センター】⑥
小幡和男さんはミュージアムパーク茨城県自然博物館で植物を研究してきた。現在も、小貝川や菅生沼、妙岐ノ鼻などで希少な植物の保全に取り組んでるんだ。虎塚古墳や十五郎穴のまわりにはどうやら貴重な植物がいろいろあるみたい。どんな植物があるか、教えてもらおう!
■鵜沢 美穂子【うざわ みほこ・茨城県自然博物館】⑤
鵜沢美穂子さんはコケの専門家。あしもとに広がるコケの森にどきどき、ワクワクしている。まいぶんセンターの周りにはどうやらコケがいっぱいあるみたい。まずはセンターの周りからコケの世界を案内してもらおう。
■玉川 里子【たまがわ さとこ・元水戸市立博物館】④
1945年(終戦の年)8月2日の水戸の空襲の体験をきく『私は戦争を忘れない』という催しをずっと続けてきた玉川里子さん。同年7月17日〜18日、ひたちなか市は艦砲射撃を受けた。遺跡からそのときの砲弾の破片が見つかったりするんだ。今年は戦後80年。ひたち海浜公園の歴史にもふれてみたい。
■三井 猛【みつい たけし・(有)三井考測】⑦
三井猛さんがたんねんに測量してつくった精密な測量図。遺跡にとってとても重要な図なんだ。地図や立体写真の見方を教わったり、実際に遺跡に出かけて地図づくりに挑戦したり。地図についていろいろ教えてもらおう。十五郎穴や虎塚古墳の地図から、いろいろなものが見えてくる。
■梅田 由子【うめだ ゆうこ・(有)三井考測】⑦
三井さんとともに測量の仕事をしている梅田由子さん。メソポタミアの地図からエジプトのピラミッド周辺の地図、江戸時代の那珂湊の絵地図。地図ってなんだか面白い! なんで生まれたのかな? 何を伝えてくれているのかな?
■助川 諒【すけがわ りょう・千葉県袖ケ浦市教育委員会】③
ひたちなか市出身で、横穴墓が大好きな助川諒さん。千葉県袖ケ浦市で発掘調査や山野貝塚の史跡整備などに取り組んでいる。ひたちなか市で最初に国指定史跡になった「馬渡埴輪製作遺跡」の「馬渡はにわ公園」を一緒に歩いて史跡整備について考えてみようと思う。
■矢野 徳也【やの とくや・筑波山地域ジオパーク教育・学術部会副部会長】⑩
地質と植物に詳しい矢野徳也さんと、大地のなりたちや植生、生き物を観察しながら歩いてみよう。どんなところに遺跡があるかな。崖から水がわいていたり、畑に土器片が落ちていたり、道端に古い石碑があったり。なにげなく通っている道に大発見が待っているかも!
■海老原 四郎【えびはら しろう】② ※スペシャル講師
海老原さんの手は魔法の手。さまざまな道具をつくれちゃう。海老原さんに教えてもらって今年は縄づくり(縄ない)にチャレンジしよう。稲ワラは米俵(こめだわら)、ゾウリやワラジ、ミノになったり正月飾りにもなる。きっと「縄づくり」は大切なものを伝えてくれると思うんだ。
■山田 茉央【やまだ まお】・山田 梨央【やまだ りお】*いばらき古墳旅まっぷ編集部 ⑨ ※スペシャル講師
ふるさと考古学卒業生の山田茉央さん・山田梨央さんと虎塚古墳の壁画を描くワークショップ(堀江武史氏考案)。壁画発見から52年。公開されることで守られたきた。でも壁画はとってもデリケート。実際に壁画を見学してから、絵の具をつくったり、何が描かれているか想像したり。虎塚古墳を考える1日だよ。
■さかいひろこ【矢野 広子・イラストレーター】トータルコーディネイト ① ⑫
馬渡はにわ公園は小さい頃からの遊び場で、D地区の調査を見に行ったり。なんと発掘してから60年。今年は馬渡埴輪製作遺跡と虎塚古墳と十五郎穴、3つの国指定の遺跡で「いせきと歩むこどもたち」を展開します。
■お申し込みフォームからのお申し込み
■往復はがきに氏名・年齢・性別・保護者名・住所・電話番号・学校名・学年を記入し,下記までお申し込みください。
■申し込みは1人1通に限ります。
■往復はがき1枚による複数申し込み及び往復はがき以外での申込は受け付けません。
■ご記入いただく個人情報は,「ふるさと考古学」事業に使用するものであり,その他の目的には使用いたしません。
■はがき記入例
■令和7年7月9日(水)必着とします。
■応募者数により、抽選で受講者を決定する場合もあります。受講の可否については、7月16日(水)頃までに本人あてメールまたは返信はがきで通知します。
■児童・生徒は保護者の同意のもとに申し込んで下さい。
■天候及び講師の病気等,やむをえない事情で講座日程等が変更になることがあります。
■全ての講座を受講できる見込みの児童・生徒で,受講は申し込み者本人のみに限ります。
■お問い合せ
公益財団法人ひたちなか市生活・文化・スポーツ公社
文化財調査事務所 TEL029-276-8311
〒312-0011 ひたちなか市中根3499(ひたちなか市埋蔵文化財調査センター内)