中世以降
AFTER THE MIDDLE AGES
片切彫で蓮華文が施された中国龍泉窯産の青磁碗も展示しています。
中世から近世初頭の陶磁器は茶の湯に用いられたものが多くみられます。茶臼の上臼は碾茶を挽いて抹茶にするために用いられました。陶器は瀬戸・美濃産の碗・皿や常滑産の甕,磁器は肥前産や瀬戸産の製品が,ひたちなか市域にも大量にもたらされたことがわかります。
中世~近代展示エリア
中世から近代までの陶磁器
市内から出土した中世から近代までの陶磁器や,武田遺跡群から出土した鍋被り葬の遺物などが展示されています。
太平洋戦争の高射砲陣地跡から出土したガスマスクなどの遺物は,戦争の様子を生々しく今に伝える展示物です。
大沼経塚出土経筒
市指定有形文化財
大沼経塚群から金色に輝く経筒が出土
市内馬渡にあった2基の塚のうちのひとつから,金銅製の経筒が出土しました。この経筒はひたちなか市指定有形文化財となっています。
経筒に刻まれた銘文から,常陸国に住む六十六部廻国聖である道白が天文十年(1541年)に埋納したものであることがわかります。