弥生時代から平安時代の697基の住居跡などが調査され、旧石器時代から近代までの一地域の歴史が明らかとなりました。
勝田二中学区には、現在、29の遺跡がみつかっています。この中には、旧石器時代の武田西塙遺跡、縄文時代の天神山遺跡、弥生時代の津田若宮遺跡、古墳時代の津田西山古墳群、奈良・平安時代の武田遺跡群などがあります。
これらの遺跡の多くが、那珂川流域に存在しています。遺跡の発掘調査は、1940年代からはじまり、2011年までに83回も実施されています。これらの調査により、この地区では812基もの住居跡が確認されていて、その数は市内で最多です。
大規模な調査では、1986~96年度まで調査を実施した武田遺跡群があります。10年あまりの調査によって、弥生時代から平安時代の697基の住居跡などが調査され、旧石器時代から近代までの一地域の歴史が明らかとなりました。
2011年までに発掘調査した住居跡の数 812基
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2011年までに発掘調査した遺跡(地図上の●印)
津田小地区:津田西山古墳群,天神山遺跡,上馬場遺跡,津田若宮遺跡,黒袴遺跡,西中島遺跡,片岡遺跡
市毛小地区:筑波台遺跡,市毛上坪遺跡,市毛下坪遺跡,市毛本郷坪遺跡,市毛遺跡
堀口小地区:堀口遺跡,武田西塙遺跡,武田石高遺跡,武田原前遺跡,武田館跡