古墳時代の虎塚古墳や笠谷古墳群、古代の十五郎穴横穴墓群といった、ひたちなか市の各時代の有名な遺跡が存在しています。

勝田一中学区には、現在、83の遺跡がみつかっています。この数は市内でもっとも多い数です。今回紹介する中根小・長堀小学区は、中丸川の北側の地域で、37の遺跡があります。この中には、旧石器時代の後野遺跡、縄文時代の君ヶ台貝塚、弥生時代の東中根遺跡群、古墳時代の虎塚古墳や笠谷古墳群、古代の十五郎穴横穴墓群といった、ひたちなか市の各時代の有名な遺跡が存在しています。
遺跡の発掘調査は1950年代から行われており、2017年までに76回実施されています。重要な調査としては、虎塚古墳の壁画発見があります。壁画発見時には、1日で1万2千人を超える見学者が訪れました。虎塚古墳は1974年に国指定文化財になっています。
この他にも十五郎穴横穴墓群は県の指定史跡に、後野遺跡から出土した石器・土器と、東中根遺跡群から出土した土器は、県の指定文化財になっています。

2017年までに発掘調査した住居跡の数 68基

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勝田一中学区②遺跡マップ
頁岩石器・無文土器
東中根式土器
宿ノ内遺跡 骨壺
君ヶ台貝塚断面
虎塚古墳 石室
十五郎穴横穴墓群

2017年までに発掘調査した遺跡(地図上の印)

中根地区:虎塚古墳群,十五郎穴横穴墓群,館出遺跡,指渋遺跡,東中根遺跡群,野沢前遺跡,北谷遺跡,北谷北遺跡,中根中区古墳群,下原遺跡,君ヶ台遺跡,君ヶ台貝塚,後野遺跡,笠谷古墳群
長堀地区:柴田遺跡,枯松戸遺跡,小砂遺跡,宿ノ内遺跡,西中根遺跡,殿塚古墳群,宮前遺跡